「前編 神話から歴史へ」の版間の差分

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(14世紀 Chroniques de Saint-Denis)
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|興福寺の僧兵(高階隆兼作 春日権現験記)
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2023年4月19日 (水) 23:20時点における最新版

このページは歴史と神話の黙示録旧約前編です。 

歴史と神話の黙示録
旧約 新約
前編 前編
後編 後編

旧約前編

前編 神話から歴史へ

創世記~人類の誕生~

先史時代以前

天地創造

紀元前百億年、巨人種ヤハウェ・エロヒム(造化三神)によるビックバンで、時間や空間の概念も無かった無の世界に宇宙が誕生。

紀元前46億年には銀河系が作られた。(天地開闢)

アダムとイヴ

銀河系にヤハウェによって作られたリアースリアース星系)と呼ばれた星があった。

リアース星(エデン)は優れた超科学文明を持ち、人々は不老不死であり、何不自由なく生活をしていた。

しかし、男のアダム(イザナギ)とクローン人間である女のイヴ(イザナミ)は

神によって禁じられた行為をしたため、リアースを追放されてしまう。(失楽園)

彼らは紀元前46億年、レプティリアン(蛇)の誘惑に負けて、

ヤハウェのみ使う事を許された反重力装置を使って、ある星を作ってしまったのだ。(国生み)

紀元前40億年にはその星に海と陸ができ、紀元前35億年には生命が誕生、紀元前400万年には二足走行の猿人を出現させた。

しかし完全体の人間を作ることはできなかった。(蛭子)

地球


この星が『地球』(アース)である。

彼らは自分たちの星を作り永遠に二人だけで生きようとしたのだった。

この行為により神の地位を脅かされると恐れたヤハウェはアダムを宇宙空間に追放してイヴを地球に閉じ込めた。

こうして人々が星を出て行く手段を断ちきってしまった。(ロストテクノロジー)

そして、人間は永遠に生まれては死ぬ運命にされてしまった。(死の起源)

生き残った恐竜

紀元前2億年に地球で大繁栄した恐竜は、紀元前6500万年、

アダムたちの行いに怒ったヤハウェにより送られた恐人ディダラにより絶滅させられる。

しかし、その一部は急激に小型化、人型に進化し、ディノサウロイド(恐竜人間)となり、

大西洋にアトランティス、太平洋にムーと高度な超古代の海洋文明を築いた。猿人が生まれる6000年も前の事である。

最終氷河期が終結し、海面上昇による災害で、その高度な文明は崩壊するが、

その後も現生人類と共生し、同化していった者、地底人(海底人)として生きながらえた者がいる。

カインとアベル

アダムとイヴがエデンを追放された後、

お互いの遺伝子を組み合わせて試験管から生まれた子がカイン(スサノオ)とアベル(アマテラス)である。(神生み)

カインとアベルはヤハウェに使えたが、カインはアベルと親(ヤハウェ)の愛をめぐって対立し、アベルを殺害してしまう。

そしてカインは紀元前22万年、銀河の果て『地球』に追放された。

ヤハウェはアダムらによって作られた地球を宇宙の監獄(黄泉の国)として利用、

人間の可能性を研究し、ここで人類の更生を見守る事にしたのである。

ネアンデルタール人(1888年の復元図)


カインは未知の惑星に送られ、まず石を加工し身を守る武器を作った。

これが最初の打製石器と武器の開発である。

カインは厳しい環境を生き抜き、そこで出会った母イヴと結婚し、子供を生んだ。

カインの子孫は、すでに地球にいた原人と混血を繰り返し、ネアンデルタール人になった。

彼らはカイン同様、石を加工し武器を作った。彼らは鍛冶屋の祖と呼ばれる。

彼らはヨーロッパ地域に広がり住み着いて、原人を倒し生態系の頂点に君臨し地球を支配していった。(国譲り)


カインはトール(スサノオ)という名前になってヨルムンガンド(ヤマタノオロチ)と呼ばれるディノサウロイドの王を倒したとされる。

この話は形を変えて北欧神話に残されている。(出雲神話)

カインはその英雄的行動により、フィンランドに伝わる神話カレワラにはウッコと呼ばれる絶対神となっている。

Johann Heinrich Füssli 011 Susanoo-no-Mikoto-slays-Yamata-no-Orochi-in-Izumo-By-Tsukioka-Yoshitoshi
「ヨルムンガンドと戦うトール」

(ヨハン・ハインリヒ・フュースリー/1790)

ヤマタノオロチを退治するスサノオ「日本略史 素戔嗚尊」

(月岡芳年・画)


一方、リアースではアダムとイヴに新たな子セツが生まれ、彼の子孫が繁栄する。

カインやその子孫らによって地球が支配された後の紀元前20万年~15万年にかけて、

再びリアース人(セツの子孫)が地球のアフリカ大陸を中心に送られてきた。(天孫降臨)

彼らが我々の直接の先祖である現生人類で、紀元前10万年ごろアジアやヨーロッパに急速に移動していった。

しかし、今度はネアンデルタール人と現生人類との間に争いが起こった。

彼らは未開の地であった地球を少しずつ発展させてきたのだが、戦いによる犠牲からは何も学べなかった。

この悪の力は銀河系全体にまで悪影響を及ぼした。

クロマニョン人の登場

人類種同士の争いを治めるためヤハウェはヨーロッパ地域に身体能力の優れたリアースの特殊部隊を送り込んだ。(国譲り?)

彼らがクロマニョン人で、紀元前2万数千年ネアンデルタール人はクロマニョン人によって絶滅、もしくは混血により同化した。

クロマニョン人は現生人類とほぼ同じ特徴を持ち、

北欧(スカンジナビア半島からイギリスにかけて)を中心に子孫がいるとされ、コーカソイドの直接の祖先である。

世界二位の大きさを誇る一枚岩ウルル(エアーズロック)

ネアンデルタール人の文化も引き継がれドイツやイギリスに多い苗字としてカインに由来するスミス(鍛冶屋)が残っている。

コーカサスの山岳地域、モンゴル、中国ウイグル自治区、パミール高原などにはアルマスといわれるUMAがいるが、

彼らの身体的特徴はネアンデルタール人にそっくりであり、

クロマニョン人に追い出されたネアンデルタール人の生き残りと考えられている。

比較的、ネアンデルタール人の特徴を多く残すオーストラリア先住民アボリジニは、

『閉ざされた大陸』と呼ばれるオーストラリアに移住し、彼らの聖地として旅行客の登山が禁止されているウルル(エアーズロック)で

リアース人の秘宝を今も守っているという。(稲叢山、剣山伝説)

ノアの箱舟と国家の始まり

ノアの宇宙船の漂流

「箱舟から放たれた鳩」(ギュスターブ・ドレ・19世紀初)

旧約聖書にノアの箱舟という神話がある。(七福神の宝船、天孫降臨?)

ヤハウェ・エロヒムは地上に増えた人々やネフィリムが悪を行っているのを見て、これを洪水で滅ぼすと

「神に従う無垢な人」であったノア(当時600歳)に天使アルスヤラルユル(ウリエル)を通じて告げ、ノアに箱舟の建設を命じた。

ノアとその家族8人は一所懸命働いた。その間、ノアは伝道して、大洪水が来ることを前もって人々に知らせたが、耳を傾ける者はいなかった。

箱舟はゴフェルの木でつくられ、三階建てで内部に小部屋が多く設けられていた。

ノアは箱舟を完成させると、家族とその妻子、すべての動物のつがいを箱舟に乗せた。

洪水は40日40夜続き、地上に生きていたものを滅ぼしつくした。水は150日の間、地上で勢いを失わなかった。

その後、箱舟はアララト山の上にとまった。

40日のあと、ノアは鴉を放ったが、とまるところがなく帰ってきた。さらに鳩を放したが、同じように戻ってきた。

7日後、もう一度鳩を放すと、鳩はオリーブの葉をくわえて船に戻ってきた。さらに7日たって鳩を放すと、鳩はもう戻ってこなかった。

ノアは水が引いたことを知り、家族と動物たちと共に箱舟を出た。そこに祭壇を築いて、焼き尽くす生け贄を神に捧げた。

神はこれに対して、ノアとその息子たちを祝福し、ノアとその息子たちと後の子孫たち、そして地上の全ての肉なるものに対し、

全ての生きとし生ける物を絶滅させてしまうような大洪水は、決して起こさない事を契約した。その契約の証として、空に虹をかけたという。[1]

以上が神話で語られることだが、

この神話に出てくるノアの箱舟とは、紀元前5000年トルコのアララト山に墜落した宇宙船である。

ノアの箱舟はリアースが星間移動を禁止された時以来のロストテクノロジーの塊である。

それは銀河系を光速で航行できる万能宇宙船だった。

宇宙船に乗っていたのは罪人でなく、8人のリアース人(以後、ノア人)だった。

墜落前に同乗していたリアース人の多数が日本列島上空で脱出したという。

富士山にそっくりなトルコ最高峰アララト山(右:大アララト山 左:小アララト山)


この頃、銀河では突然、時空が歪み始めるという異変が起こっていた。

銀河全域で憎しみと暴力が渦巻いていたのが原因だった。(山幸海幸)

ヤハウェはセツの子孫であり正直者のノア(ニニギ)に人類を正しい方向に導くように指示した。

ノアは危険を人々に知らせて、仲間を集め作ったタイムマシーンでリアース星を脱出した。

しかし、ノアの忠告を無視した他のリアース人たちは時空を今も漂い続けているという。


ノアの宇宙船は漂流し、流れ着いた所が地球だった。

しかし、タイムマシーンが起動しており、しかも座標の変化は無かった。

リアースの未来は地球だったのか、それともマシーンの故障なのか…

ノアの8人は奇妙な星で生活を送ることになる。


21世紀前半にアララト山山頂に箱舟の物とされる残骸などの航跡が見つけられたが本体は見つけられなかった。

その本体は時の権力を持った国が代わる代わるに所有していたといわれる。

エジプトからギリシャ、ローマ帝国そしてモンゴル帝国、モンゴル帝国崩壊後は

スペイン、ポルトガル…産業革命後はイギリス、フランスといった具合である。

これらの国々は秘密裏にオリジナルには劣るものの宇宙船を所有し、少なくともビスマーク星までは到達し、外交を行っていた。

つまり箱舟を持つものが地球の代表となっていたのである。


第二次大戦前にはナチスドイツに渡りV1、V2などのロケット兵器の開発に使われ、

戦後はソビエト宇宙軍のもとに渡り、宇宙船の開発に使われ、現在もなおロシア軍の最重要機密となっている。

アメリカにも一部の技術をもとにスペースシャトルを完成させた。

しかし、二度のソ連宇宙軍のホマリ侵攻の失敗とソ連の崩壊、謎の火事などにより、研究資料はまるごと焼失し、

超光速宇宙船は2166年のヤコレル宇宙連盟の加盟まで待たなくてはならなかった。


古代

地球大乱

ノアの宇宙船に搭乗していたノア人は精神レベルが高く、高度な技術を持っていた。

ノア人は半壊状態の宇宙船ノアをアララト山からメソポタミアに運び、

そこで世界で始めての国家建設に関わり、メソポタミア文明が花開いた。

後にエジプトへ渡り、エジプト王国の建国にも多大な貢献をしたが、

一つの国家の建設が国家の乱立を招き、原始的な共同体は潰れ地球大乱という危機を招いた。


ノアの八人の子孫ニムロデ(ニムロド)王は、バビロン(エリドゥ)に宇宙船ノアの巨大倉庫を内部に納めたバベルの塔を建設。(出雲大社の建設)

当時、地球を狙っていたビスマーク帝国(漢)による地球支配の目論みに対して、

剣を持ち、天を威嚇する像を塔の頂上に建てたという。

このように地球人として団結しようというノア人のメッセージがあったのだが、地球人はノア人を信用できなかった。

ノア人たちはバベルの塔を月に行く軌道エレベーターにするつもりであったが、計画途中でビスマークによって破壊される。

地球人に大量の死者がでて、いよいよノア人への迫害は露骨になっていった。

010.The Tower of Babel Izumo-taisha scale model 121281969 6127ff6b17 o
バベルの塔(ギュスターブ・ドレ/1865-1868頃) 出雲大社 古代の本殿
第1回ソビエト建築家会議を記念した、1937年発行の記念切手「ソビエト宮殿」

また地球人は知識欲、独占欲に支配され、バベルの内部資料を得ようして国家間戦争が多発した。(地球大乱の始まり)

ノア人は地上に戦乱を生み出した悪の根源とされ迫害されたり、各国が技術を得るために国家に狙われたりするようになる。

そうした中で、彼らは選民思想を強め、民族的団結を強めた。

ノア人は宇宙船が健在の時、パレスチナ地方を最終的な集合地としていた事もあり、

約束の地カナン(大和)と呼んで、迫害から逃れるためにバビロンから移動を開始する。(ハランで一時定住)

※20世紀後半にソ連でバベルの塔に似たソビエト宮殿の建設計画があった。

1940年に戦争により中止されたが、ソ連は冷戦期に二度ホマリ(ビスマークの属国)に侵攻しており、宇宙進出の意志を示していた。

ソビエト宇宙軍のホマリ侵攻

ソドムとゴモラ

地球大乱が頂点に達したのはソドムとゴモラの戦争である。(ソドム=バブ・エ・ドゥラー、ゴモラ=ヌメイラ)

ノア人の到来以後、平和的社会が潰れ、戦争に明け暮れる社会に変わり、

戦争や混乱の諸悪の根源は男であるとして、

このパレスチナ地方の二つの村では男と女を別々に隔離する政策を取った。


政策は成功したかのように思われたが、男の村ソドムが食糧危機を起こし、突如、女の村ゴモラに攻めて来た。

この付近にある約束の地を目指すノア人としては由々しき問題で、ゴモラで育ったノア人の女戦士は問題解決に奔走した。

しかし、二つの村はお互いに核兵器を開発し、核戦争が始まった。

挙げ句の果てには恐竜を絶滅に追いやった恐人ディダラを復活させ、ソドムとゴモラは消滅した。(ソドムとゴモラ

核兵器の技術を提供したのは地球を狙うビスマークと思われ、

二度とこのような惨事を生まないために核兵器と人造人間の技術を封印した。

「ソドムとゴモラの破壊」(1852年、ジョン・マーティン画)

エジプト王国

ノア人の到来で地球人は急速に国家を作っていった。

中でもバベルの塔破壊以後、ノア人の援助により紀元前2700年に建国したエジプト王国は繁栄を極めた。

箱舟もエジプト王国のものとなった。

エジプト王国はノアの宇宙船を修復し、ビスマークと外交を開始した。

ノア人も比較的平和に暮らしていたが、エジプト人がノア人を迫害し始め、

モーセ(神武天皇)が紀元前1250年に出エジプトを行うと、国力は低下していった。(神武東征)


ノア人もノア人(以後、ヘブライ人)の統一国家として紀元前1020年ヘブライ王国を建国するが、

紀元前922年ユダ王国とイスラエル王国に分裂、

エジプトもヘブライ人の両国家も新興のアッシリア帝国に支配された。(ユダ王国は新バビロニア王国に支配される)

しかし、アッシリアによる支配も長く続かず、エジプトも一時独立したが、紀元前525年、またアケメネス朝ペルシア帝国に滅ぼされる。

この時期、度々エジプトが侵略されたのはノア人の宇宙船を強奪するためだった。


アッシリアに捕囚されたイスラエル王国のヘブライ人は解放後、

紀元前722年~660年の間にパレスチナには戻らず東に移動し、極東の日本に到達した。(日猶同祖論

東の果てに『ノア人の同胞』がいることを知っていたからだった。

そのころすでに日本列島は他民族が入り乱れていたが、不思議と統一されていた。

紀元前1000年頃からビスマーク人も度々訪れ、特に東北地方で現地人と交流があったようである。

ビスマーク人を模したと思われる遮光器土偶が出土されている。

遮光器土偶・1886年(明治19年)青森県亀ヶ岡遺跡出土

一方、ユダ王国のヘブライ人(以後、ユダヤ人)は、アケメネス朝ペルシアの時代に故郷のパレスチナに戻り、

『旧約聖書』(古事記)を完成させ、ユダヤ教(神道)を成立させた。

オリエント統一とアレクサンドロス大王の登場

アケメネス朝ペルシア帝国はエジプトを支配し、オリエントを統一した。

その後、ペルシア帝国はギリシア人と対立した。

ギリシアは各地に都市国家ポリスを築き、最古の民主政治を行っていたが、

ギリシア北部のマケドニアにアレクサンドロス大王が登場。

ギリシアを制覇し、紀元前330年にはペルシア帝国も滅ぼし、強大なアレクサンドロス帝国を築いた。

ユダヤ人を手厚く保護し、ノアの宇宙船を手に入れたアレクサンドロス大王は

ビスマーク皇帝から「地球王」として、正式に地球を統治する権利を与えられたが、

アレクサンドロス大王が死ぬと内乱が起き、

紀元前301年のイプソスの戦いにより三国に分裂、アレクサンドロス帝国はわずか一代で終焉した。

分裂後の各国は共和制ローマと対立した。


※ビスマークはこの時期、皇帝(竜王)による絶大な力を持っており、

地球もその影響から逃れることが出来なかった。

故に、竜王から地球支配の許可を得るにはノアの宇宙船を持つ必要があった。

竜王はノアの宇宙船の所有をめぐって争う地球を見て楽しんだという。

地球人と祖先を同じとするルパーメス星人は月から来たとされ月人と呼ばれたが

彼らは先進技術を持っていてローマ人は手厚く保護し、後にローマ帝国の繁栄に大きく関わったとされる。

クレオパトラとプトレマイオス朝エジプト王国

アレクサンドロス帝国分裂後のヘレニズム三王国では数学や天文学、地理学が発達し、ヘレニズム文化が広がった。

そのうちの一国、プトレマイオス朝エジプト(邪馬台国)ではクレオパトラ女王が即位。(卑弥呼)

クレオパトラは箱舟を使ってビスマーク星の竜王に奴隷を送り、地球王の資格を得た。

女性が地球人の頂点に立ったのはソドムとゴモラの女尊男卑の風習が残っていた事を表した。

クレオパトラの美貌はローマの有力者であったユリウス・カエサルをも虜にし、ローマをも取り込もうとしたが、

アクティウムの海戦でローマ軍に敗れると、箱舟はローマ軍の手に渡りクレオパトラは自殺。プトレマイオス朝は滅びた。

共和制ローマは、マケドニア、セレウコス朝シリアも併合しており、

アレクサンドロス帝国の遺産であるヘレニズム三王国はプトレマイオス朝の滅亡により、共和制ローマによって全て滅ぼされた。


「アクティウム海戦」(1672年 Laureys a Castro)

ローマ帝国とキリスト教

共和制ローマからローマ帝国へ

アクティウムの海戦によりエジプトを倒し、東方を除いたオリエントを支配した共和制ローマは

オクタウィアヌス(崇神天皇)が初代皇帝の座に就き、帝政ローマ(大和王権)となり、

パックス=ロマーナ(ローマによる平和)を実現する。

初代ローマ皇帝オクタウィアヌス、別名アウグストゥスは「8月」(英語: August)の語源であり、

叔父のカエサル(7月:July)と共に暦に名を刻んでいる。(神武紀元)

ローマ字や暦、交通や水道などローマ帝国の築いたシステムやインフラは現在社会にも引き継がれる影響力を持つ。

ローマ帝国の勢いは地球に留まらず、宇宙進出を促し、ホマリ(加羅)侵攻に到る。

セレウコス朝シリアの大部分の領地であった東方ではイラン人によるパルティア王国が興った。

パルティアは西のローマ帝国と東の漢との中間貿易で利益を上げた。

キリスト教の誕生と迫害

ユダヤ人のイエス(聖徳太子)はビスマークに地球を対等な立場であることを認めさせるために

信じれば皆救われるというキリスト教(ビスマーク教)(奈良仏教)を広めるが、

選民思想のユダヤ教徒(神道派)である多くのユダヤ人と対立、ローマ帝国により反逆者として十字架に磔にされた。

5代皇帝ネロ(武烈天皇)は多くのキリスト教徒を処刑するなど

一神教であるキリスト教は多神教国家であるローマ帝国から迫害を受けた。

Spas vsederzhitel sinay.jpg Prince Shotoku with Two Princes by Kano Osanobu 1842.png
イエス=キリストのイコン

(6世紀頃、シナイ半島、聖カタリナ修道院所蔵)

聖徳太子二王子像

(天保13年(1842)狩野養信筆 東京国立博物館蔵)

帝国の領土が最大になった頃、ローマ帝国からの独立を求めるユダヤ人がユダヤ戦争(磐井の乱)を起こすが、独立は失敗。

これ以降、ユダヤ人は流浪民となってしまう。(多くはイベリア半島へ)

このユダヤ戦争により、第14代皇帝ハドリアヌス(欽明天皇)は

「ユダヤの不安定はユダヤ教にある」として徹底的にユダヤ的なものを排除していった。

キリスト教国教化とドミナートゥスの開始

ホマリでの敗戦(白村江の戦い)やビスマークによる細菌兵器(ペスト菌)の実験を受けローマ帝国は衰退に向かった。(古代ホマリ戦争

国内の基盤を立て直すために東方正帝ディオクレティアヌス(天智天皇)はドミナートゥス(専制君主)を開始。

軍人皇帝(壬申の乱)により再びキリスト教の大迫害が行われるが、

その頃には『新約聖書』(日本書紀)も完成し、キリスト教勢力はもはや抑えられないほど強大なものとなっていた。

第47代皇帝コンスタンティヌス1世(天武天皇)はドミナートゥスを進化させつつ

ローマ帝国はキリスト教を国教として異教を禁じた。

キリスト教を保護する事で国内統一の支持を集めようとしたと思われる。

イエスを殺したとされるユダヤ教徒は以後、常に迫害の対象になる。

そしてゲルマン人の大移動が起こり、混乱のうちにローマ帝国は東西に分裂した。


※ハドリアヌス帝はビスマークから多額の賄賂を受け取っており、ビスマークの教えである(イエスよりも過激な)キリスト教を広めるためにユダヤ教徒を迫害した。


中世

ノルマン人とゲルマン人

分裂後の西ローマ帝国は、ゲルマン人の大移動とヴァイキング(ノルマン人)の侵入という

二つの集団的、武力的民族移動により崩壊した。(武士の台頭)

西ローマ帝国の滅亡により中世が始まる。一方の東ローマ帝国(ビザンツ帝国)は発展した。

最初に西ヨーロッパに移ったゲルマン人(源氏)は

アングロ=サクソン七王国やフランク王国など、それぞれの国家を築いた。

フランク王国は後にカール大帝が即位して西ローマ帝国の復興が行われた。

カール大帝の肖像(16世紀発行「ローランの歌」より)


後から移ったノルウェー、スエーデン、デンマーク方面からやってきたノルマン人(平氏)はヴァイキングとなり、

ゲルマン人と争いイギリスやフランス西北部、東欧などに移住し、ノルマンディー公国やキエフ公国などを建国した。

ノルマンディー公国は後にイギリスをも征服し、ノルマン王朝を築いた。

ノルマンディー公はフランス王の配下であったもののイングランドの王位を持ったため、

イギリスとフランスの関係に様々な紛糾を呼ぶことになった。

ヴァイキングの侵入は収まりノルマン王朝も途絶えたが、

一連の動きは後にイギリスとフランスとの間で行われた百年戦争の遠因となった。

箱舟はローマ帝国の正式な後継である、フランク王国から神聖ローマ帝国へと移動していった。

ヨーロッパが民族移動で大きな動乱の時代を迎えた時、オリエントではムハンマド(法然)が新教イスラム教(浄土宗)を開き、

パルティアを倒したササン朝ペルシアを滅亡に追い込みイスラム帝国が興った。極東ではが栄えた。

Rashid al-Din Tabib - Jami al-Tawarikh, f.45v detail - c. 1306-15.png Takanobu-no-miei.jpg
天使ジブリールから啓示を受けるムハンマド

(14世紀,エディンバラ大学所蔵『集史』「預言者ムハンマド伝」載録の細密画)

法然

「披講の御影(隆信御影)」(14世紀(南北朝時代)の作、知恩院蔵)

                 

偽のユダヤ人

8世紀から9世紀にかけて、黒海とカスピ海に挟まれた地域に存在していたハザール王国はロシア人と戦った。

9世紀のはじめ、ビザンツ帝国のキリスト教国とイスラム教国に囲まれる形となり、ハザールは国を挙げてユダヤ教に改宗。

本来のユダヤ人では無いハザール人にルーツを持つ、

この偽ユダヤ人はアシュケナージ系ユダヤ人(白人系ユダヤ人)(藤原氏)と呼ばれ、

ハザール王国はロシア人に占領されるが、その後、ロシア国内や欧米諸国に散って、

一部が後にフリーメイソンとしてフランス革命やアメリカの独立、ロシア革命に関わり、

世界に暗躍していくことになる。(ユダヤ陰謀論)

オリジナルユダヤ人、スファラディ系ユダヤ人の多くは15世紀までイベリア半島にいたとされ、

1492年に、政府に追放されてからは北アフリカ、オランダ、イギリスに渡った。

※ハザール人(アシュケナジム)は地底人として生存していたレプティリアンの一派であるという説がある。

十字軍

イスラム教勢力(鎌倉仏教)は強大になっていた。

イベリア半島はイスラム勢力に征服され、ビザンツ帝国の領土であったエルサレムも征服されてしまった。

そこでキリスト勢力(南都北嶺)はレコンキスタ(再征服)を開始し、

異教徒(イスラム、ユダヤ)を虐殺しイベリア半島を奪還。

また、イスラム勢力から聖地エルサレムを奪還するため

ローマ教皇の名の下にヨーロッパ各地から十字軍(僧兵)を編成した。

彼らは9回にわたりイスラム勢力と争った。

十字軍は一時的にエルサレムを奪還に成功しエルサレム王国を建国するが、再びイスラム勢力に制圧される。

結果的に十字軍は失敗し、ローマ教皇の権威は失墜。


しかし、十字軍により西洋の範囲は広まり、イスラムの影響も受け後のルネサンスの発展に大きく貢献しただけでなく、

初めてキリスト教の元でヨーロッパが一つになった出来事であり、

この時期にヨーロッパ人のアイデンティティーが確立され、

後のEU(ヨーロッパ連合)の誕生にまで影響を与えているといえる。

第一次十字軍によって奪還に成功したエルサレムを守護したのがテンプル騎士団(興福寺)である。

エルサレムが再びイスラム勢力に奪われると、騎士団は本部をパリに移す。

しかし、騎士団の悪魔崇拝が明らかになるとフランス国王により迫害され、

カトリック教会と対立していたスコットランド王のもとへ逃げた。

彼らが後にイギリスでハザール人と共に結社フリーメイソンを作り、世界を裏から牛耳るようになる。

第一次十字軍「アンティオキア攻囲戦」 (1474年頃 ジャン・コロンブ作)
Albigensian Crusade 01.jpg Nara Houshi.jpg
十字軍の兵士

(14世紀 Chroniques de Saint-Denis)

興福寺の僧兵(高階隆兼作 春日権現験記)

                 

  1. 旧約聖書の記述