ソドムとゴモラ

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ソドムとゴモラは聖書の題材ともなった地球大乱の最大の戦地。

概要

ソドムは現在のバブ・エ・ドゥラー、ゴモラはヌメイラと言われているが詳細は不明。

ノア人の到来以後、平和的社会が潰れ、戦争に明け暮れる社会に変わり、

戦争や混乱の諸悪の根源は男であるとして、

このパレスチナ地方の二つの村では男と女を別々に隔離する政策を取った。


政策は成功したかのように思われたが、

男の村ソドムが食糧危機を起こし、突如、女の村ゴモラに攻めて来た。

この付近にある約束の地を目指すノア人としては由々しき問題で、

ゴモラで育ったノア人の女戦士は問題解決に奔走した。

しかし、ビスマーク帝国がもたらしたドラゴンの火によって

ゴモラは核兵器を開発し、ソドムは恐竜を絶滅に追いやった恐人ディダラを復活させ、

ソドムとゴモラは共に消滅した。

人々は二度とこのような惨事を生まないために核兵器と人造人間の技術を封印した。

女尊男卑

古代の女尊男卑文化の形成は地球大乱の経過と関係している。

ノア人の到来は各地の文明格差を引き起こした。

男たちは知識を得ようとこぞってバベルの塔を目指し、

やがて小さないざこざから大きな争いと発展した。(地球大乱)


女を守るために城を築いたことから始まり

やがて戦いを好まないものの中から

戦いの原因は男にあるという意見が生まれた。

エジプトにおけるクレオパトラ、日本における卑弥呼など

女性指導者の誕生は地球大乱の副産物であった。

ゴモラの巨人

男女隔離政策は当初はうまくいっていたが、

ソドムでは男色が流行し、治安の悪化が問題となっていた。

一方のゴモラも「聖なる壁」バージンウォール建設に関わる負債など

経済政策の失敗により国家運営が停滞していた。

ゴモラのマリア女王はソドムから無償で経済指導を受け入れるが、

長老をはじめ女尊男卑の根強い国内では反発があった。


ソドムの使者はソドム王の命を受け

国内の混乱に乗じてゴモラを吸収する魂胆であった。

ソドムは食料難にあえぎ、ゴモラからの貿易により食いつないでいたが、

ゴモラは国是である自然主義、

また低所得者が大半でソドムの工業品を買わなかったため対ゴモラ貿易は赤字の状態であった。


使者のスパイ行動を見抜いたゴモラの長老は

使者を追い出すように女王に進言するが、

マリア女王は奴隷身分であった下男と密かに恋仲にあり、

男に気を許し、長老たちの意見を軽んじた。

実は下男はソドム使者と内通していた。

長老は独断でビスマーク帝国の協力を得て「ドラゴンの火」(核兵器)を手に入れた。

使者の手腕によりゴモラの経済は上向きつつあり、批判も少なくなっていた。

マリア女王は使者に恋心を移すようになり、

本国に忠誠を誓った使者も受け入れ婚約した。

ソドム王はマリア女王へ友好の証として巨大な石像を送った

しかし、それは恐人ディダラの遺構から作られた人造人間ゴーレムであった。

バージンウォールは難攻不落と言われ、

正面突破は難しいとされたためにソドムは欺瞞作戦を行ったのである。

国内に侵入後、ゴーレム内部に潜んでいたソドム兵が飛び出し、ゴモラ市民を無差別に攻撃し始めた。


奇襲を受けたゴモラは混乱した。

経済再興を優先し、有効な兵力を有していなかったゴモラは

女王の下男含め、男の奴隷兵を前線に送るが士気は著しく低かった。

ソドム軍が攻勢を続け、ゴモラ軍が追い詰められると

長老はマリア女王を守るためドラゴンの火をソドムに放った。

ソドムは一瞬にして消滅。ソドム軍は守るべき君主も帰る場所も失った。

マリア女王は和睦を進めるが、ソドム使者が祖国損失の失意により女王との婚約を破棄。

ソドム軍と合流し、仇討を叫び徹底抗戦の姿勢を示した。


女王は「ドラゴンの火」の責任を長老に負わせ処刑を命じた。

長老は反逆し女王を殺害、その後自害した。

また、ゴーレムの暴走が始まってゴモラも消滅した。

生き残った男女は協力して一つの村を作った。


ソドムのとった欺瞞作戦は後のトロイア戦争でのギリシア軍の「トロイの木馬」に影響を与えている。