地球連合

地球連合とは2170年に誕生した初の地球統合政府である。

概要

「太陽系外からの侵略者に対して、強力な地球統一政権を作る必要がある」とイベリア志士同盟により提唱され、

第三次世界大戦の戦勝国、ＥＵ（ヨーロッパ連合）とＡＵ（アフリカ連合）、日本、オーストラリア、ロシアらが中心になり結成された。

安全保障理事会には常任理事国が設けられ、ＥＵ、日本、ＡＵ、オーストラリア、ロシアに強い権限が与えられた。

国際連合から引き継いだ組織は多数。

連合宇宙軍は加盟国で編成されるが、首脳部はＥＵ、ＡＵ出身者が多い。

５大国による寡頭制（国閥）は国連５大国の焼き直しだとして批判の対象となり、政党による議会主義へと変わってゆく。

対外的にはローマ教皇を国家元首とし、ホマ星系（太陽系）を統治する「ホマ帝国」（地球帝国）を名乗った。

組織

地球連合本部（在：タイ、バンコク）

総会

• 地球連合首相（事務総長）

• 地球連合大学（在：日本、東京）

安全保障理事会（兼コロニー統治理事会）

（常任理事国：EU、AU、日本、オーストラリア、ロシア）

• 連合宇宙軍
  • 星軍（ヨーロッパ閥）
  • 外洋宇宙軍（アフリカ閥）

経済社会理事会

• アジア経済委員会

連合司法裁判所（在：オランダ、ハーグ）

• 連合捜査局（UBI）
  • 連合捜査局保安部（保安軍）（アフリカ閥）
    • 北アメリカ再開発団（在：カナダ、モントリオール）（ヨーロッパ閥）
    • 南アメリカ管理局（在：ポルトガル、リスボン）（アフリカ閥、日本人役人多し）

ジュネーブ事務局

欧州経済委員会

ナイロビ事務所

アフリカ経済委員会

地球連合人類居住計画

• ヤコレル移住計画

ウィーン事務所

石油輸出国機構

欧州安全保障協力機構

内宇宙事務局（在：ファボス）

コロニー経済委員会

コロニー安全保障協力機構

月監視局

• 月復興支援団（日本閥）

外宇宙事務局（在：セレス）

地球中央情報局（CIE）（ロシア閥）

• 2B対策委員会

専門機関

宇宙開発機構（在：カナダ、モントリオール）

• 宇宙鉄道事業団
  • 宇宙警備隊（オーストラリア閥、イギリス連邦の役人多し）

• 宇宙兵器研究機関（在：アメリカ、ヒューストン）
• 宇宙生活研究センター（在：日本、大阪）
  • 反重力研究所
  • 新人類研究所

• 連合重工規格
  • 宇宙列車開発企画
  • 宇宙戦艦造船企画

三つの実力組織

地球連合内には三つの実力組織が存在し、それぞれがけん制しあっている。

宇宙軍

宇宙軍は地球連合の正規軍隊であり、安保理決議に基づき地球連合首相によって指揮される。

外洋宇宙軍と星軍に大別される。

外洋宇宙軍は宇宙空間、星軍は大気圏下を活動範囲とする。地球人類の財産と平和を地球外勢力から守る。

常備軍は元自由アメリカ軍で構成され、大量のアメリカの軍事資産を継ぐなど

国連宇宙軍を引き継いだ要素も多いが、実質的なアメリカ軍であった国連宇宙軍とは違い、

加盟国の兵力提供が義務付けられており、即応体制が整備されている。

設立当初は外洋宇宙軍はアフリカ閥、星軍はヨーロッパ閥が中心であった。

総会で政党議会主義が進むと安保理常任理事国（国閥）の意図を汲む宇宙軍の独断行動が目立つようになる。

保安軍（地上軍）

保安軍は連合司法裁判所が管轄する連合捜査局（UBI）直属の公安警察であり、

地球連合の支配地、内地の治安を守る武装警察。AU閥。

地球内に進入したスパイや宇宙人犯罪に対処するための組織であり、宇宙軍（星軍）とは活動目的が違う。

行政執行の宇宙軍に対し司法の観点から監視をする役目もあり、

担当エリアが重複する宇宙軍の星軍とは派閥も違うため関係はあまり良くない。

EU閥である星軍も監視の役目として憲兵制度を導入した。

宇宙警備隊

宇宙警備隊は地球連合の専門機関である宇宙開発機構の下に

宇宙鉄道を警備するために作られた鉄道警察である。

外洋宇宙軍が見きれない宇宙鉄道が走る内洋（太陽系内）の治安を専門に携わる。

宇宙軍のような正規軍レベルの装備ではないが、試作兵器の実験などは宇宙警備隊が協力している。

宇宙鉄道のノウハウを持っていたため、敗戦国ながら引き続きイギリスの影響が強い。

そのため宇宙軍とは協力関係にあるが、ヨーロッパ閥であるUBIから監視を受けている。

ヤコレルの銀河連邦警察と協力関係にある。