カテゴリ:G兵器
G兵器とは巨人(giant)兵器の略称であり、地球側の呼称。
NBC兵器同様アルファベット頭文字ひとつを取って名付けられる。
いわゆる巨大な人型ロボット兵器である。
対異星人戦争の切り札的兵器であり通常戦闘で用いられるが、地球圏での使用は大量破壊兵器同様禁じられている。
源流となる兵器は2100年月紛争後研究開発されており、R-1が地球最初のG兵器と言われる。
セカンドコンタクトの黒い巨人は地球人に宇宙兵器の存在を知らしめた。
概要
消失した光の種族(巨人種)をモデルとして作られた人型の兵器であり
天の種族が最初に建造に成功し、これを元に宇宙大航海時代が生まれ、銀河列強の宇宙帝国主義を支えた。
地球にとってはファーストコンタクトにおけるタイタン、
セカンドコンタクトにおける黒い巨人が初期のG兵器として有名。
これ以降、地球でも積極的に巨人兵器の研究開発が始まった。
古代には恐竜を絶滅させた恐人ディダラがある。地球にはディダラの遺構が世界各地に残されている。
ソドムとゴモラの戦争ではディダラを復活(ゴーレム)させたことにより両文明が破壊された。
日本でも機甲神器が作られたが、これらはG兵器とは開発の経緯や時期が違うため通常独立したものとされ区別される。
主な機体
R-1 R-2 R-3
地球でのロボット開発の歴史
自律型ロボット
人間は人型ロボットを作ることを夢見ていた。
ロボットの語源はチェコ語で「労働」を意味するrobotaとされている。(カレル・チャペック『R.U.R.』)
人類は人間の嫌がる仕事を代わりやってくれるロボットが欲しかったのである。
1980年代、車の製造など危険が伴う場所で産業用ロボットが誕生し普及した。
しかし、それは人間の「腕」に相当する部分であり、まだ人型には程遠かった。
人型ロボットを作るには「足」がなくてはいけない。
車のタイヤや戦車のキャタピラなど移動方法があったが
人型であるならしっかりした二本足。「垂直二足歩行」する必要があった。
どのように立たせる、また歩かせるかが課題になった。
そして2000年、日本の自動車会社HONDAはASIMOを開発した。
このロボットは以上の条件をすべて満たした世界で初の本格的二足歩行ロボットとなった。
その後も日本では多くの二足歩行ロボットが誕生し、言語を解し会話したり、楽器を奏でたり、走ったり、
また人間そっくりに皮膚があり、目鼻口があり髪を生やした物まで出てきた。世界からは驚きの目で評価された。
しかし、この技術革新が2050年のロボット人権論争に発展していくのだった。
主な開発国 日本、チェコ、アメリカ
搭乗用ロボット
日本では自律型のロボット以外にも人間が搭乗するロボットの開発にも乗り込んだ。
これは日本のアニメ「鉄人28号」「マジンガーZ」「機動戦士ガンダム」「機動警察パトレイバー」などの影響が考えられる。
搭乗用ロボットは自律ロボットより開発が遅れたが、
21世紀に入ってから以後、宇宙開発が進むにつれ宇宙で安全な活動が行えるような搭乗用ロボットの需要が高まり、
2020年から2030年の間、搭乗用ロボット(SV(スペースビークル))の開発は活発化した。
また、宇宙で始まった搭乗用ロボットの研究は、地球上でも使われ
2040年代、海底調査などから土木作業用まで急速に普及した。(通称:WV(ウォーカービークル))
しかし、搭乗用ロボットは中の人の操作によりどのようにも操縦できることもあり、
このロボットを使った犯罪が多発した。(WV問題)
また、WV、SVは軍用にも転用可能であったため各国で軍用ロボットが開発された。
当初から人型のロボット兵器の優位性は疑われていたが、技術革新による機動性と安全性が高まり、
前線よりも後方支援、救助活動に使われるということで評価を上げていった。(また心理的な威圧感は想像以上のものだった。)
あとは各国の象徴として祭儀用として作られる物もあった。
実際、宇宙戦闘用に宇宙戦闘機の開発が進んだこともあって
宇宙空間で人型のロボット兵器が使われることはほとんど無かったが、
2100年に起こった月紛争(ファーストコンタクト)でバラゴメス人側がロボット兵器(タイタン)を使用したため。
また体格差で宇宙人に劣ることから 「地球人を保護する巨大な装甲」という発想の下で人型ロボット兵器の開発が再熱した。(BA-GMシリーズ)
基本的に防御面重視で、心理的な威圧感を与えるための物が多く実戦向きでは無かったが、
後に小型化し、特殊工作など奇襲等で戦果を上げた。(R-4)
セカンドコンタクトの黒い巨人の出現で人型ロボット兵器の開発は急務となり、これが地球でのG兵器建造へと動いていく。
主な開発国 日本、アメリカ、カナダ、ドイツ、チェコスロバキア、ロシア、イギリス