大気圏の封鎖

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大気圏の封鎖とは2100年のファーストコンタクトを受けて国連がとった対異星人政策で、

2150年のセカンドコンタクトにおける封鎖解除まで約50年に渡り続いた宙禁政策。

概要

ファーストコンタクトとそれに続く月紛争は地球人類に大パニックを起こす恐れがあった。

国連は報道管制を敷いて一連の異星人情報を隠蔽し、人類の宇宙移民を全面的に禁止、異星人との接触を禁じた。

高度5000km(外気圏)以上の宇宙飛行を禁じたため「大気圏」の封鎖と呼ぶ。


大気圏の封鎖と同時にUFO排撃法を制定し、地球に異星人が近づくことも禁じた。

こうした政策は宙禁政策といい。 同時期、ビスマーク帝国など多くの辺境宙域国家が同様の外交政策をとった。

しかし、これと同時に火星衛生ファボスは宇宙港を開き

リマ星系のオレーデ王国のみ貿易を許し、宇宙技術や銀河列強の情報を得ていた。


国連宇宙軍が大気圏の封鎖の実行部隊であり、

外気圏の宇宙ステーションおよびパトロール機が 地上の宇宙軍施設と連携して宇宙空間を監視している。

地球-月間は地球行のみ年二回のシャトルが運行されるが、

月に再び戻ることはできないので既に月で生活基盤を持っている民間人が利用することは稀である。

移動において手荷物検査で異星人に関するものは全て没収され、

地球帰還後も宇宙港の宇宙軍施設で2週間滞在し解放される手続きを踏むことになる。

国連軍特権で士官以上は自由往来が可能だが、二人以上で行動することとなっており、

異星人情報の守秘義務を負っており、違反した者は軍法会議に処される。地球で除隊した場合には自宅軟禁状態となり監視がつく。


この政策は成功し、地球内地は比較的平和な時代が続いたが、

大気圏の封鎖で大きな役割を担った国連宇宙軍の政治的影響力はさらに増していき

宇宙軍の地球支配に否定的なEUやロシア、

バラゴメスとの戦いを強いられながら地球と隔離された月植民政府の反発を招き、月独立戦争第三次世界大戦の原因となっていく。

セカンドコンタクトにおいてアースデリア帝国が大気圏封鎖の解除を要求し、これを飲んだ事により大気圏の封鎖は終わる。