第三次世界大戦

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第三次世界大戦(英語: World War III)は、2164年から2169年までの5年間、

国連宇宙軍を支持する北米連合東アジア連合大中華連合)を中心とする連合国陣営と、

南北同盟極東同盟およびロシアなどの同盟国陣営との間で戦われた全世界的規模の巨大戦争。

2164年9月にEU、AUの南北同盟軍と国連宇宙軍のイスラエル・メギドでの衝突から中東戦争として始まり、大西洋戦争開戦により米欧の正面衝突となった。

2166年のシベリア革命による国際情勢の変化が起こり、 ロシアと日本、オーストラリアなどの参戦を引き起こし戦火が世界中に広がった。

第五次中東戦争大西洋戦争シベリア革命東アジア戦争第二次太平洋戦争アメリカ内戦を包括する。

同盟国が国連宇宙軍の解体と地球統一政権の樹立を目標としたことから 「世界最終戦争」「地球統一戦争」とも呼ばれる。

参戦国

★連合国

★同盟国

戦域

第三次世界大戦

概要

世界最終戦争

2164年9月に南北同盟軍と国連宇宙軍がイスラエルのメギドで衝突したのが第三次世界大戦の始まりとされる。

南北同盟は2163年に結ばれたEUとAUの軍事同盟であり、イスラエルのハイファで軍事演習中であった。

南北同盟は帝政復古と「地球帝国」の建国を宣言し、宇宙軍と対立していた。

イスラエルには宇宙軍の拠点があり、 AU軍によるバンコク事件が起こったばかりだったため

宇宙軍、北米連合、東アジア連合は演習の中止を訴えていたが、現地で偶発的軍事衝突となった。(メギドの戦い)

現地で休戦協定が結ばれるも協定の履行を無視しているとして北米連合、東アジア連合を中核とする環太平洋連合諸国が南北同盟に宣戦布告、第五次中東戦争が始まった。

空軍作戦が主体であったが、連合国はカトリック・ローマ教皇をシンボルとする同盟軍に対してイスラム連合を組織させて地上戦(ゲリラ)に当たらせた。

イスラエルを中立地帯とすることで水面下で和平交渉が進められていたが、

同盟軍が大西洋上でリベリアに密かに軍事物資を輸送するアメリカの補給船を攻撃したことで大西洋戦争が勃発した。

一進一退の攻防が続く中、 連合軍はカイロで拘束されていた宇宙軍司令官の救出作戦を優先させ、イスラエルから撤退。

2165年、立て続けに宇宙軍中東基地であるサウジアラビアのキング・ハリド基地が陥落、南北同盟は宇宙軍本部のあるインド、タイを目指し東征を始めた。

シベリア革命と東アジア戦争

一方、東アジア連合はトゥヴァ共和国などロシア国内の民族独立運動家を支援し、シベリアで革命の準備を行っていた。

南北同盟はファシンテルン、トルコ正教会の仲介によってローマ教皇とロシア正教会との和睦を目指しており

ロシアが連合から離脱する可能性があることをCIAが把握しており、その妨害工作であった。

2166年シベリア革命は成功し、シベリアの大半は東アジア連合に吸収され、大中華連合へと拡大発展した。ロシアはこれにより南北同盟に参加した。

この時期を同じくして日本はロシア占領下だった樺太、千島列島を占領した。

これに対しアメリカは容認したが大中華連合が反発。日本は連合を脱退して中立を表明。

台湾やフィリピン、パラオもこれに追随し島嶼連合を結成したため、中国は台湾、沖縄に侵攻。東アジア戦争が起こった。

島嶼連合はANZACと極東同盟を結び対抗した。

北米連合は二面戦争を避けるため東アジア戦争不介入を表明したが、

アラスカ州に編入した東シベリアを通じて密かに大中華連合を支援し義勇軍ホワイト・タイガースを送った。

2168年南北同盟と極東同盟に挟み撃ちにされた宇宙軍本部と大中華連合は崩壊する。

アメリカ内戦

北米連合は徹底抗戦を進め先制核使用まで訴える主流派に対してアメリカ本土攻撃を危惧し南北同盟と和睦を求める声が強くなった。

特に南部州は自主武装して反乱軍(自由アメリカ)を組織したため政府が銃規制とブラックパージを強行しアメリカ内戦が勃発した。

北米連合は同盟軍の分裂を狙って攻撃衛星ロンギヌスによってシドニーを消滅させる。アメリカは新兵器により脅しをかけた。

極東同盟は北米連合に宣戦布告、第二次太平洋戦争が始まった。

衛星兵器は月共和国の宇宙機によって破壊され、大西洋を挟んで南北同盟、太平洋を挟んで極東同盟、国内南部の自由アメリカ軍

三面戦を強いられた北米連合は2169年のペンタゴンの戦いによって降伏する。

背景

大気圏の封鎖以後、国連宇宙軍の求心力は低下していた。月独立戦争によってそれは明白となった。

地球防衛理事会ではEUが月政府に同調するなど アメリカとEUの関係は急速に悪化し、

アメリカはNATOを解散、中国を中心とする東アジア連合などと環太平洋連合を結成。同盟の主軸を大西洋から太平洋へと移動した。

環太平洋連合はAUやロシアと接近してEUを孤立化させ ローマ教皇救出と暴走するファシストを倒す名目でヨーロッパ戦争を起こすが失敗する。

EUはAUと歴史的な和解に成功し、南北同盟が結成される。こうして米中を中心とする連合国とEU、AUを中心とする同盟国の両陣営が築かれた。

この戦争で大きな役割を担ったのがバチカンである。 連合国は現状のアメリカ(国連宇宙軍)中心の政治体制を維持しようとしたが

同盟国はローマ教皇を立てて世界統一政府の樹立を目指した。連合国は同盟国をカトリシズム的ファショと結びつけ、

非カトリックを扇動し、各宗派のブロック化を狙ったが同盟国はエキュメニカル運動を展開し各宗派との融和が重要なテーマであった。

結果

同盟国の勝利により国連宇宙軍やアメリカを中心とする旧秩序は崩壊した。

戦後の2170年に地球連合が結成され、ローマ教皇改め地球皇帝を国家元首とする新秩序が形成された。

各国元首や宗教権威は準皇帝として地球皇族の地位を与えられた。

戦争を前後して旧体制下の超大国は分裂や崩壊を引き起こした。ANZACの共和制移行により大英連邦が崩壊。

ロシアはシベリア革命により東西に大きく分裂。アメリカもアメリカ内乱により南北に分裂。

中国は台湾国民党軍の北伐の末、共産党が崩壊し、台湾、チベット、ウイグルなどが分離した。

これらの地域は戦後に地球連合主導のもと再開発が進められる。宇宙軍の新兵器、対地衛星兵器は恐怖を与えたがこれは全て破壊された。

南北同盟は主にイカルス大帝国から、環太平洋軍は主にフレスト帝国から、軍事教練や武器供与などの援助を受けていた。

しかし両陣営とも宇宙人軍隊の派兵を要請することはなかったため、銀河列強による内政干渉や武力介入という事態は避けられた。